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ポーランドの大学の特徴

ポーランドの大学教育は、伝統的なアカデミズムと、欧州共通の教育制度(ボローニャ・プロセス)が融合した独自の厳格さを持っています。今回は、ポーランドの大学の厳しさの一面を ご紹介します。

「説明できて初めて理解したとみなす」文化

日本人は察することができる非常に良い文化を持っていると思いますが、反面 言語化することにはあまり長けていないように思います。一方で、ポーランドを始めとした欧米圏では「説明できて初めて理解した」とみなす文化が強いようです。

全ての科目で適用されているわけではありませんが、一部の科目では筆記試験だけでなく、教授と1対1で対話する口頭試験があるのが一般的です。口頭試験では、単に知識を暗記しているかではなく、「自分の言葉で論理的に説明できるか」「批判的に思考できているか」が問われます。

独自の5段階評価と条件付きの進級

成績は通常「2, 3, 3.5, 4, 4.5, 5」の5段階(実質2を除いた4段階)で評価されます。2.0は「ndst(不適格)」と呼ばれ、これを取ると単位はゼロですので、成績は実質4段階です。3.0は授業に出席すれば取れる類のものではなく、試験で50〜60%以上の正答率が求められます。

ポーランドの大学は、1学期に30 ECTS、1年間で60 ECTSを取得することが標準です。ECTSが60に満たない場合でも、条件付きで進級はできますが、不足している単位の上限が設けられているのが通例です。(例: 50 ECTS未満なら進級不可など。)

落とした単位は1年以内に取得することが求められる場合もあります。決められた期限内に単位が取得できない場合、落第や 場合によっては退学の対象となります。

再履修には費用が発生するのが一般的ですが、「税金で運営されている教育の機会を無駄にした」ことへのペナルティという意味合いが強いようです。

教授の権威

ポーランドでは、伝統的なヨーロッパのアカデミズムが色濃く残っており、教授と学生の距離感は日本以上に「師弟関係」が明確です。教授の地位も日本に比べてはるかに高く、教授にメールを送る際や対面で話す際、単に「先生(Teacher)」と呼ぶのは失礼にあたります。”Panie Profesorze”(教授閣下)、”Pani Doktor”(博士夫人/先生)など、相手の最高学位を冠した敬称を使うのが通例です。

また、口頭試験や論文防衛(ディフェンス)の場では、学生はスーツやネクタイ、フォーマルなドレスを着用することがマナーとされています。これは「学問という神聖な場に対する敬意」の表れであり、格好がだらしないだけで心象が悪くなることもあります。

ポーランドの公立大学は、「国が教育費を負担する代わりに、学生には高いアウトプットと自己研鑽を求める」という基本の上に成り立っており、正解を知っているだけでは評価されにくい土壌があります。対話や議論を通じて正解に辿りつくプロセスを楽しめる方は、ポーランドの大学は向いているように思います。

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