ポーランドの上位大学の多くは公立大学で占められており、一般論としては公立大学の方が授業料を抑えやすい傾向にありますが、それでもなお、私立大学にもメリットがあります。今回は、ポーランドの私立大学に進学するメリットを深掘りしてみます。
ポーランドの公立大学と私立大学の数
「ポーランドの教育システム」にも書きましたが、ポーランドには350〜370の大学がありますが、2/3は私立大学です。ただし、上位100大学に限ると、10~15大学程度に留まり、上位大学の殆どは公立大学で占められています。
私立大学が扱う分野は限られており、主としてビジネス系(経営学や財務会計など)、社会学といった文系の分野、IT系の分野が多いようです。IT系以外の理工系の分野を扱う私立大学は非常に限られています。
ポーランドの有名な私立大学では、当ブログでも ご紹介したコズミンスキー大学(Kozminski University)やSWPS大学(SWPS University)、WSBメリト大学(WSB Merito Universities)の他にも、ヴィスワ大学(Vistula University)などがあります。
サポートが手厚い私立大学
ポーランドの公立大学は、「国が教育費を負担する代わりに、学生には高いアウトプットと自己研鑽を求める」という基本の上に成り立っていると「ポーランドの大学の特徴」で ご紹介しましたが、私立大学には当てはまりません。 私立大学にとって、学生は学費によって運営を支える重要な存在です。 このため、一般論として私立大学の方が公立大学よりサポートが手厚い傾向にあります。
あまり英語コースに力を入れていない公立大学では、英語コースの案内や英語での入学手続き案内が充実していない場合もありますが、私立大学では多くの場合、入学手続きのサポートが充実しています。メールで問い合わせても返信のスピードが公立大学より速い傾向もあります。
入学後のサポートも充実していることが多いのがポーランドの私立大学です。公立大学では学習は自己責任であることが多いですが、私立大学では留学生オフィスが実質的に機能し、学習相談・履修相談がしやすい環境を提供していることも多いようです。
ドロップアウトが比較的しづらい私立大学
ポーランドの公立大学は卒業することが「能力の証明」という側面があります。特に公立大学が力を入れている分野では、ふるい落とすための科目が用意されていることも少なくありません。(ヴロツワフ大学の例は「海外大学の厳しさを知った日〜立ちはだかる難関科目〜」を参照してください。)
しかしながら、一方で私立大学では、公立大学に比べて課題の再提出機会が多く設けられていたり、補講も充実していることも多いようです。また、評価も公立大学よりは最終的な試験結果よりは出席率や課題提出が重視されやすい傾向があります。
一般的に私立大学の授業料は高めですが、大学によっては公立レベルの私立大学もあります。前出のヴィスワ大学はその一例で、場合によっては授業料が公立大学より安く抑えられています。 次回はヴィスワ大学について ご紹介します。





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