AGH科学技術大学(AGH University of Krakow)は、ポーランドの超名門工業大学の1つで、特にITの分野で有名です。 100年の歴史があり、鉱山・冶金などの分野で伝統がある大学として知られています。この記事では、AGH科学技術大学とAGH科学技術大学の英語コースについて ご紹介します。
AGH科学技術大学の歴史
AGH科学技術大学は、第一次世界大戦後にポーランドが独立した年の翌年1919年に鉱山アカデミーとして開校しました。AGH科学技術大学は短期間で高水準の教育機関としての地位を確立し、ヨーロッパ有数の鉱業学校のひとつとなりました。
第二次世界大戦中、クラクフはドイツ軍に占領され、本館は「総督府」の庁舎に転用されました。他の大学と同様に大学の一時活動中止を余儀なくされましたが、教授や助手たちは地下教育活動を続けました。戦後は運営が再開され、名前もポーランド語で「Akademia Górniczo-Hutnicza」(鉱業冶金アカデミーの意味)に変更されました。この頭文字をとったものがAGHです。
AGH科学技術大学は創設当初から産業界との連携を重視していましたが、戦後はAGH科学技術大学の教育・研究の方向性は産業界のニーズに合わせて調整され、当時の他の高等教育機関に比べて著しい発展を遂げました。
ポーランドの民主化以降は、技術革新に対応した新たな教育プログラムを展開し、制御工学・ロボティクス、情報工学、電気通信、メカトロニクスなどの分野を導入しました。情報通信の分野のある教授は、後にポーランドの代表的なIT企業を立ち上げます。
AGH科学技術大学の特徴
AGH科学技術大学は今日では特にITの分野で知られ、物理・応用コンピュータサイエンス学部は「ポーランド国内で最高ランクの工学系プログラム」の一つと評価されています。全部で16学部あり殆どが工学/技術系ですが、1学部だけ文系の学部である人文学部があります。
大学の主要な学部建物はクラクフ市内に集中しており、学生寮・キャンパスも徒歩圏にあります。 本館は1920年代のアカデミック・クラシシズム(学術的古典主義)様式の建築で、鉱山・冶金を象徴する彫像などが施された重厚な造りです。 多数の新校舎・研究棟・実験施設もあり、近代的設備も充実しています。
EduRankによると、AGH科学技術大学の合格率は60%です。授業は、技術・工学系専攻(特にコンピュータサイエンス・電気・自動化・ロボティクスなど)は「ハード」と評価されることが多いようです。留学生・在学生の声にも「かなり要求が高い」という言葉が出ています。但し、特にコンピューターサイエンス系のプログラムであれば、就職には非常に有利、という口コミが多いようです。
日本の大学では、関西大学、九州工業大学、東京都立大学などと提携を結んでいます。
AGH科学技術大学の英語コース
AGH科学技術大学 学士課程の英語コース
AGH科学技術大学 学士課程の英語コースは以下の5コースです。(2026年1月10日 時点、カッコ内はコース名の参考訳)
・Computer Physics (コンピューター物理)
・Computer Science (コンピューター サイエンス)
・Electronics and Telecommunications (エレクトロニクスと電気通信)
・Mechanical Engineering (機械工学)
・Mechatronic Engineering (メカトロニクス工学)
AGH科学技術大学 修士課程の英語コース
AGH科学技術大学 修士課程の英語コースは以下の16コースです。(2026年1月10日 時点、カッコ内はコース名の参考訳)
・Automatic Control and Robotics: Cyber-Physical Systems (自動制御・ロボティクス:サイバーフィジカルシステム)
・Computer Science and Intelligent Systems: Artificial Intelligence and Data Analysis (コンピュータサイエンス・知能システム:人工知能とデータ解析)
・Digital Production for Sustainable Manufacturing (持続可能な製造のためのデジタル生産」)
・Electrical Engineering: Smart Grids Technology Platform (電気工学:スマートグリッド技術プラットフォーム)
・Energy and Environmental Engineering(エネルギー・環境工学)
・Energy Transition (エネルギー転換)
・International Management (国際経営)
・Materials Science: Materials Engineering (材料科学:材料工学)
・Mechatronic Engineering: Mechatronic Design (メカトロニクス工学:メカトロニクス設計)
・Metallurgical Engineering (冶金工学)
・Modern Materials Design and Application (先端材料の設計と応用)
・Oil and Gas Engineering: Petroleum Engineering (石油・ガス工学:石油工学)
・Raw Materials Value Chain (原材料バリューチェーン」)
・Remote Sensing and Geo Informatics (リモートセンシングと地理情報科学)
・Renewable Energy and Energy Management: Sustainable Energy Systems (再生可能エネルギーとエネルギーマネジメント:持続可能なエネルギーシステム」)
・Space Technologies (宇宙技術)
学士課程の英語コースと修士課程の英語コースでは 印象が異なり、学士課程の英語コースはIT技術が中心でしたが、修士課程の英語コースはIT技術のみを扱う分野は殆どありません。ワルシャワ工科大学と並ぶポーランドの名門技術系大学であるので授業は大変だと思いますが、ITを学びに学士課程の英語コースを取ったり、個別テーマを学びに修士課程の英語コースを学ぶには良い大学だと思います。
情報ソースの一覧
・AGH科学技術大学について: 大学公式サイト 等
・AGH科学技術大学の合格率: EduRank
・AGH科学技術大学の口コミ: Reddit
・AGH科学技術大学の英語コース(学士課程): 大学公式サイト
・AGH科学技術大学の英語コース(修士課程): 大学公式サイト



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