チェコの大学は「伝統的な教育」と「高い研究力」で評価され、ポーランドとは異なる特徴を持っています。前回のブログではチェコの概要についてご紹介しましたが、今回はチェコの大学について、ポーランドの大学と比較しながら ご紹介します。
チェコの大学
チェコには約60の大学がありますが、公立大学はそのうちの26校です。一方、ポーランドの大学は350~370校程度あり、その1/3程度が公立大学です。 チェコの人口は約1,070万人、ポーランドの人口は約3,780万人ですので、チェコの人口あたりの大学数はポーランドの2/3で、人口あたりの大学数はポーランドの方が多い状態です。
しかも、チェコはポーランドと比べて私立大学の数や学生規模が小さく、公立大学中心の構造となっています。一方ポーランドは、大学数ベースでは私立大学が約70%を占め、大規模な私立大学も存在するため、大学間の競争がより活発です。
チェコの大学は伝統的なヨーロッパ型大学の特徴が強く、理論や基礎を重視する傾向があります。一方、ポーランドでは大学間の競争の激しさに加えて、労働市場からはITなど産業を担う人材が求められ、かつ学生からも卒業後にEU域内で活躍できる学科が選ばれるため、実務性や国際性が重視されます。

チェコの大学の授業料
大学間の競争の激しさは大学の授業料にも見られ、チェコの大学の英語コースの授業料はポーランドより若干高めです。公立大学の分野別授業料は以下の通りです。

上記の金額はあくまで目安の金額ですので、文系学部では多少の差はあると言えますが、理系や医学部の授業料の差はそれほど大きくないと考えて良さそうです。私立大学は文系が中心ですが、チェコでは€5,000〜€12,000、ポーランドでは€3,000〜€10,000で、チェコの方が高めです。
チェコの有名大学
ポーランドにはPerspektywyのような国内で広く使われる単一ランキングがありますが、伝統校が安定した評価を得ているチェコでは、順位を競う国内ランキングよりも、QSやTHE、EduRankといった国際的な研究評価が重視される傾向にあります。EduRankによると、チェコの上位10大学は以下の通りです。

チェコの大学は全体で約60校ある大学のうち、22位になってようやく私立大学がランキングしますので、上位30%以内に私立大学はありません。 一方、ポーランドの大学は上位10%以内(上位30校)にコズミンスキー大学、SWPS大学、WSBメリト大学といった有名私立大学がランクインしています。
次回以降、首都の最高峰の大学であるプラハ・カレル大学、2番目に規模の大きな総合大学であるマサリク大学、工業大学トップのチェコ工科大学、ビジネス系大学トップのプラハ経済大学について、ご紹介していきます。


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