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ポーランドの穴場 山岳リゾート

ポーランドの山岳リゾート」では、ポーランドの代表的な山岳リゾートであるザコパネについて ご紹介しましたが、良くも悪くも観光地化が進んだザコパネは、特にシーズン中は混雑しがちです。今回は、喧騒を離れてゆったりと過ごしたい方におすすめの、ポーランドの「穴場」山岳リゾートを2箇所を ご紹介します。

シュチルク

シュチルク(Szczyrk)は、ポーランド南部のシロンスク・ベスキド山地にある小さな町で、規模は比較的小さいものの、自然に囲まれた、中欧らしい落ち着いた雰囲気を持つ山岳リゾート地です。

日本での知名度はまだ低いものの、現地ポーランドでは「本格的なアクティビティを静かに楽しめる実力派リゾート」として、近年急速に注目を集めています。特にスキー+夏のアクティビティ両方を楽しめる通年型リゾートという点が大きな魅力です。

ポーランド有数のスキーリゾート地としても知られ、総滑走距離は約40km、ゴンドラ・高速リフト、ナイター設備も整っており、スノーボードやフリースタイルスキーのパークも充実していますが、比較的安価です。

かつてはローカルなスキー場に過ぎませんでしたが、近年は投資が進み、ゴンドラが新設されてコースが拡張された他にも、高級ホテルやスパが開発されました。今後さらに人気が高まることが期待されるリゾート地です。

シュチルクには、約13kmのマウンテン・バイク専用コースがあり、マウンテン・バイクの他にもパラグライダー、森林・渓流トレッキングといったアクティビティを楽しむことができます。観光地化しすぎていないため「静かな山岳リゾート」としての質が高く、シュチルクの夏は特におすすめです。シュチルクには、クラクフかカトヴィツェからバスか車で1.5~2時間程度でアクセスできます。

クリニツァ・ズドルイ

クリニツァ・ズドルイ(Krynica-Zdrój)は、ザコパネやシュチルクとは性格が大きく異なり、「療養・社交・文化」が融合した中欧型のリゾートです。世界的に有名な素朴派の画家ニキフォルの故郷でもあります。

クリニツァ・ズドルイはポーランド南部のスロバキア国境近くのベスキド・サンデツキ山地にあります。ベスキド・サンデツキ山地は標高約560〜900m程度の山なので、アルプスほど険しい山ではありません。森林に囲まれた盆地状の立地で冷涼で湿潤な気候であるため、療養に適しています。

クリニツァ・ズドルイの鉱泉は炭酸とミネラルを含み、伝統的に消化器・代謝系に効果があるとされています。クリニツァ・ズドルイの療法は、このミネラル・ウォーターを飲むことで有名です。18世紀末に鉱泉が発見され、19世紀のオーストリア帝国時代に発展しました。19世紀〜20世紀初頭頃には、貴族・知識人・芸術家が滞在し、社交リゾートが発達しました。

19世紀当時の社交リゾートは、体を癒したり、人と出会ったり、音楽や芸術に触れることでした。当時は華やかな貴族の社交文化でしたが、静かで緩やかな社交文化は今でも残っています。

例えば、伝統的な飲泉所(ポンプ室)では、人々がゆっくりと鉱泉を味わいながら会話を楽しみ、かつての社交サロンのような穏やかな時間が今も流れています。中心部の保養地区は散歩をしたり、カフェに滞在するなど、人に見られることを意識した社交文化が残っていますし、クラシック音楽コンサートなど、音楽や芸術イベントは今も催されています。

冬はスキー、夏はハイキングや登山なども楽しむことができますが、どちらかというと激しいスポーツそのものを楽しむものではなく、健康的な軽運動を行うものの意味合いが強いようです。

クリニツァ・ズドルイへのアクセスは、クラクフから直行バスで約3〜4時間、クラクフから電車で約5〜6時間、車やタクシーで約2時間40分です。アクセスは少し不便ですが、その分静けさ・療養環境・社交文化が保たれています。

クラクフやカトヴィツェ周辺には、他にもスキージャンプの町としても有名で国民的英雄であるスキージャンプのアダム・マリシュの出身地でもあるヴィスワといった、穴場的な山岳リゾート地があります。

ザコパネ、シュチルク、クリニツァといった山岳リゾート地もクラクフやカトヴィツェからのアクセスがよく、特にクラクフの大学に留学される方には、ぜひこれらの山岳リゾートに足を運んでいただければと思います。

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